こんにちは、威吹電男です。
他人とのコミュニケーションにおいて、「話を聞く」ということは「話す」こと以上に難しかったりするものです。
それにしても、世の中には人の話を聞かない人が多すぎます。
自分語りは得意でも、他人の語りを聞くとなると途端にスキルレベルが下がってしまう。
僕は会話においていつも、「話し方」同様、「聞き方」も意識していますし、好きな人は人の話が聞ける人です。
人の話が聞けるとはどういうことなのでしょうか。
人の話を聞かない人が多すぎる
人の話を聞くとはどういうことかについて、個人的な考えを書きます。
僕の考える、話を聞ける人の特徴は以下の3つです。
- 相手の話を遮らない
- 相手の話をそのまま受け止める
- 相手を否定しない
順番に解説します。
話を聞ける人①相手の話を遮らない
そもそもここができていない人が多すぎます。
「この前ディズニーランドに行ってさ~めっちゃ混んでたんだよね~」
と言った途端に、
「え、うちも行った!混んでたよね!もうなんちゃらかんちゃらに3時間ぐらい並んでさ、もう暇すぎてずーっとしりとりしてたんだけど、それも飽きちゃって…」
みたいに自分語りが突然始まる人。
いやまだ話終わってないんだけど。
女性同士だと自分語りの掛け合いでなんとなく会話が成立していることが多い印象ですが、僕からすると「めちゃ疲れる会話」です。
油断すると、自分の話はいつまでもできない。
相手の話を聞いている間に何を言おうとしたのか忘れてしまう。
僕が心掛けていることですが、相手が話し始めたら、一区切りつくまで聞くことに徹し、遮ることはしません。
相手が結局何を言いたいのか、最後まで聞く。
あなたたちも自分の話の途中で相手がベラベラ話し出して
「最後まで聞けよ!」と思ったことも何回もあったでしょう。
話を聞ける人②相手の話をそのまま受け止める
基本、相手の話に自分の感想は必要ありません。
例えば、「昨日野球見に行ってさ、めちゃ面白かったわ~」
という話をされて、
「ああ、あの試合?俺阪神ファンなんだよね。負けたから最悪だったわ」
と返す人。
いやあなたの感想は知りませんよ。
自分が行って面白かったということを伝えたかったんですけど?
となります。
野球を見に行ったと言われたら、一言「そうなんだ!」と言えばいいのです。
相手がどんな会話をしたいのかは相手にしか分かりません。
あなたの感想を聞きたければ、向こうから質問してきます。
その時初めて答えればいいのです。
聞かれてもないことをベラベラ話すことはやめておくべしというのが僕の考えです。
しかし、実際返しが「そうなんだ!」だけではそれで会話が終わってしまう可能性もあります。
ではどうすればいいかというと、
相手の話を深掘りする質問してください。
「昨日野球見に行ってさ、めちゃ面白かったわ~」
と言われたら、
「ああ、阪神対巨人だっけ?どっちのファンなの?」とか、
「誰と行ったの?」とか、
「晴れてた?」とか、
いろいろ質問できることがあるでしょう。
フォローアップクエスチョンとかいうやつです。
そうすれば、相手も「自分に興味を持ってくれてる」と思って、気持ち良くなります。
悩み相談された時も同様で、
「共感してほしいだけなのか」「具体的なアドバイスを求めているのか」がはっきりするまでは、極力相手を理解するための深い質問を繰り返し、感想・意見等は言わない方がベストです。
人は自分の話をしている時が一番楽しいものです。
話すと、思考が整理されますし、気分がすっきりします。
そこを遮っては、相手を不快にさせるだけです。
相手が口下手で、言葉に詰まった時も、「つまりこういうことでしょ、わかったわかった」と勝手に決めつけない。
ほとんどの場合、多かれ少なかれズレています。
基本は見守り、どうしても言葉が出てこない場合だけ、「こういうことかな?」とあくまで予想に過ぎないことを確認するだけにしておきましょう。
その方が相手は話しやすくなります。
話を聞ける人③相手を否定しない
これに関してはもう言われ尽くしていると思いますが、まだできてない人はいますね。
相手の話に対して
「それは違うよ」と平気で言ってしまう人。
話をよく聞いてもないのに、どうして違うって言えるんですか?
例えば「タバコが好き」という人がいたとして、
「いやタバコ吸う人とか頭おかしい」とか、言うだけ無駄です。
単に相手が機嫌悪くなるだけ。
どんな話でも、よく聞いたら、納得できることは含まれているはずなんです。
納得できる部分だけに注目して、「それに関してはそうですね」と言えばOKです。
例えば、タバコを吸うと寿命が縮むとはよく言われますが、「早死にしたい」と思う人にとって、タバコは良い道具でしょう。
「早死にしたい」というところに共感できなくても、そこを無視して、
「早死にするためにタバコを吸う」という選択を取ることには納得できるはずです。
他にも、「喫煙者をかっこいいと思っている人」からモテたいなら、喫煙者になるしかありません。
社会への利益を考えると、事実喫煙者は納税には大きく貢献していますし、経済を回しています。
さらには「タバコを批判することに一生懸命な人」に仕事を与えているとも言えるでしょう。
仮にあなたが喫煙者が嫌いでも、目の前の喫煙者を否定することは良い選択肢ではありません。
「あ、あなたはタバコ好きなんですね。」だけで終わらせて、あとは距離を置くのみです。
そもそも価値観は人それぞれで、違うから面白いんです。
みんな同じだったらつまらないし、生物学的にも悪いことしかありません。
また世の中、どんな人にも存在価値はあります。
天才がいて、そこに憧れる人もいるし、ひたすら引き摺り下ろそうとする人もいる。
頭の悪い人(バカ)がいて、そこを教育しようとする人もいれば、ひたすらバカにする人もいる。
バカもバカなりの存在意義があるんです。
全ての人の存在を許容できれば、相手を否定することもできません。
何度も言いますが、感情的に嫌いな人とは距離を取って会話をしないようにすればいいだけです。
まとめ
僕は人の話を聞けない人が苦手です。
上記の逆で、
- 相手の話を遮る
- 相手の話に対し、相手の望まない解釈や意見を入れる
- 相手を否定する
こういう人とは距離を置きます。
これに当てはまる人、どうぞこれをしても許される人とだけ生きていってください。
僕は平和主義なので。
自分も相手も尊重しながら生きていきます。
ではまた。