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【意識は低い?】農学部あるある15選

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こんにちは。農学部に6年通った威吹電男です。

僕の偏見ではありますが、少しは共感もしていただけるであろう、大学の農学部あるあるをご紹介します。

 


農学部あるある15選

農学部あるある①畑作業しがち

農学部は、農業を学ぶところ。

実際に農作業する授業ももちろんあります。

田植えに、畑での苗の定植。

ナスとか、レタスとかを植えたような気がします(記憶が曖昧)。

人によっては死ぬほど嫌かもしれませんが、僕にとっては自然の中で程よく体を動かすことはパソコンでエクセルをいじるのと同じくらいまあまあ好きです。

そういう人は農学部向きですね。

あ、もちろん重労働はいやですよ。ゆとりなので。

 

日常生活では農作業なんてすることはないので、良い体験にはなったのですが、よくよく考えてみると、大学側の単なるお手伝いをさせられていた気がしないでもない。

 

農学部あるある②ジャージと長靴

上記のような実習があるわけですから、そのための服装というのも揃えないといけません。

ジャージは誰でも持っているとは思いますが、農学部には長靴も必要です。

絶対買わないとダメというわけではないですが、ないとスニーカーが泥まみれになります。

実習以外での使い道はほぼありませんが、雨の日に周りの目を気にせず履いていけば、靴下が濡れずに済みます!最強アイテムですね。

 

ということで、ジャージに長靴、場合によっては麦わら帽子なんかを被っていたら、完璧に農学部生だとバレます。

言い換えれば、農学部生が自分の仲間を見つけるのは簡単です。そのような格好をしている人を探せばいいわけですからね。ぼっちにはありがたい話です。

 

まあもちろん実習は週1回くらいしかないので、それ以外の6日間は普通の量産型大学生の格好をしているんですけど。

 

農学部あるある③ウシのスケッチがある

僕の大学時代の専攻は畜産です。

卒業研究はニワトリの発生についてでした。鳥が好きなので。

ただ、ニワトリに実際に触れたのは3年生になってからで、1・2年ではウシとの関わりがメインでした。

ウシのスケッチは、畜産の実習の初回だったと思います。入学したばかりで専攻も何も決まってませんから、全員行います。

「スケッチって・・・美術部かよ」と突っ込みたくなりますが、スケッチするにはそのものをよく観察しなくてはいけませんから、結構意味のある活動なのかもしれません。

 

ただ、農学部にいながら、ウシが苦手な人もいるわけですね。

そういう人は迷わず植物専攻です。

たいてい「臭いし汚い」「動くから怖い」とか言っています。

いや君だってウンコすれば汚いし、めちゃ動き回る上に人の悪口とか言っちゃうあたり、ウシよりも怖いよ。

 

農学部あるある④トラクターのスケッチがある

ウシのスケッチの次は、トラクターのスケッチです。

ウシの観察は楽しいですが、無機物の観察は・・・ちょっと退屈です。

ちなみに2年生になると、トラクターの運転をさせてもらえました。

もちろん大学の敷地内ですよ。免許は持っていません。

大きくて、高くて、楽しかったです。

 

農学部あるある⑤実習、実験で臭くなる

畑仕事したり、ウシと戯れたりすれば、当然汗やら土汚れやらで、臭くなります。

田舎の外で遊んで帰ってきた小学生みたいな感じです。

「やった、10歳若返った!」なんて言っている場合ではありません。

不潔が嫌い、もしくは周りに迷惑をかけたくないのであれば、実習が終わったらちゃんと着替えたりシャワーを浴びたりすることが必要ですね。

 

逆に考えてみると、臭さを利用して嫌いな人を撃退することは可能かもしれません。僕はやったことないですけど。

まあ、匂いでは攻撃する相手を選べないので、ちょっと不便ですね。

 

農学部あるある⑥食べる実習がある

農学部最大のおいしいところと言ってもいいでしょう。

畑で育てた野菜や果物、ウシから採った牛乳を使ったチーズやアイスクリームなど、文字通り「おいしいもの」を作って食べられる実習があります。

スーパーで買ったものを食べるのとはまた違った新鮮な体験ですよ。

「日々の食べ物に感謝」したければ、自分で食べ物を生産するのが一番かもしれません。

どんだけの苦労がそこにあるのか、分かると思います。

僕らは、数々の農作物や家畜、またそれらを商品化する農家さんや食品業界の人たちに「生かされている」んです。

 

iPhoneがなくても生きていけますが、食べ物がなくなったら終わり。

農学の魅力はそういうところにもあると思います。

 

農学部あるある⑦理系の中ではゆるい

野外での作業で体力を消耗することもある農学部ですが、僕の考えでは、物理学の辛さと比べると楽だと思います。

僕は物理の難しい理論は理解できる気がしません。

まあがんばればできるとは思いますが、時間と労力がかかるので、コスパが悪い。

その点、農学部は暗記力と最低限の文章力さえあれば乗り越えられるテストが多いので、理系でありながら、あまり頭を使っておらず、工学部とかよりもはるかに楽をしている印象です。

学ぶ内容もそうですが、教授も割と優しい人が多い印象です。

きつい課題を出してくる先生は、工学系に集まりがち。

 

別に農学・工学のどちらかをdisっているとか、そういうことではありません。

ただ言えるのは、農学部は、「文系は就職で苦労しそうだし理系に行きたいけどあまり必死で勉強したくない」という人にとっては、ちょうどいい学部だと思います。

過去にはこんな記事も書いています↓

数学が苦手な人は農学部に入りましょう

 

農学部あるある⑧意識は低め

上でも書いた通りですが、理系の中でも比較的入学も卒業も簡単である結果、意識の低い人が集まりがちなんですよ。

生物が好きで、本気で勉強したいと思う人ももちろんいますよ。

でもそういう人はどちらかというと理学部生物学科に行く印象。

農学部が扱う内容は、環境・資源の問題、経済の問題など「社会的要素」もあり、ガチの生物学とは異なります。

その結果文系でも入れるような入試形態になっているところもあるわけですね。

 

つまり、数学を避けるため、みたいな消極的な理由で農学部に来る人も一定数いるはず。

 

もちろん全員が意識低いとは言わないですし、僕も初めは意識高く勉強したいと思って入学し、在学中もがんばって単位を稼ぎましたが、6年間の学生生活で感じた印象がそれというわけです。

異論があればお寄せください。

 

農学部あるある⑨数学と物理は苦手

もう十分説明しましたよね。

一応言っておきますが、農学部の中でも「農業工学」という分野があります。

農機や食品工学など、農業・食料生産に関与する工学です。

こちらを選ぶ人は、物理を苦としない人なんだと思います。

ただ、わざわざ農学部に来て工学を学ぶなら、初めから工学部に行った方が良くない・・・?とか思ってしまうのは僕だけでしょうか。

まあもちろん何かしら農業に関係することを研究したくて来ているんだと思いますけど。

意識高くて良いですね。

 

農学部あるある⑩理系か文系か分からん

これも既に説明しましたが、農学は文理融合学部です。

生物学だけでなく、経済学も学べます。

入学試験にも反映されており、うちの筑波大学生物資源学類も、英語と社会だけで二次試験受けられますからね。

まあ農業経済を学んで就職はどうするんだというと何とも答え難いですが、高校で文系でも、入試では社会を使い、入学後に生物を少しずつ学ぶという感じにすれば、人気の食品や化粧品メーカーの技術職などは狙えると思います。

 

農学部あるある⑪農家にはならない

「農学部だから、将来の仕事は農家」なんていう、「文学部だから、将来の仕事は作家」みたいな短絡な思考を丸出しにしないでください。

農学の学びは幅広いです。

就職先も同様にいろいろですが、農業事業を手掛ける会社に就職する人はいても、個人事業としての農家になったという人は聞いたことがないですね。

まあ、実家がそうでもない限り、「農家になる=起業する」ことですし、うまくいく保証はどこにもないわけですから、そんな危ない橋は渡りたくないのですね。

君たちもそうでしょう?

 

農学部あるある⑫女子が多い

これは男子には嬉しいニュースですね。

うちの学科は、男:女=3:2くらいだったかな。

まあ結局男子の方が多いんですけど、工学部と比べたらはるかにマシですよね。

 

僕もこの環境のおかげで、人生初の彼女を手にすることができました。

はい、もう理系なら農学部来るしかないですね。

あ、もちろんそこまでの過程ではめちゃ努力しましたよ。

ぼーっと生きてて気づいたら彼女できてるなんてあるわけないじゃないですか。

 

農学部あるある⑬学習の範囲が広すぎ

これも繰り返してますけど、農学部の学びの範囲は実に広い。

同じ学科のはずなのに、自分の持っている知識だけでは友達のやっていることがまるで理解できないみたいなことは当たり前です。あ、他の学部でもそうですか?

ある人は食品中の菌について研究し、ある人はウシの行動について研究し、ある人は土地利用計画のための画像解析の研究をし、ある人は林業による地域活性化の研究をする。

「入り口は幅広く。何を学ぶかは、入った後で考える。」

僕の指導教員だった教授もよく言っていました。

最初から決めていなくてもいいわけなので、ある意味優しい学部です。

 

農学部あるある⑭専攻選びに困る

しかし、そういう「選択肢の多さ」が厄介を招くこともしばしば。

メニューの多すぎる店で、買うものを選びきれないのと同じ。

「自分にはどれがいいのか分からない」が発生します。

 

僕は最初から「動物について研究したい」と決めていたので、専攻を選ぶ上では迷いなどほとんどなかったんですけどね(就職先は迷ったけど)。

多くの人は、特にやりたいこともないので、適当に選んで張り合いのない学生生活を送ることになります。

まあ、大学で過ごす期間なんてたかだか4年ですから、それよりもまず就職先を真剣に考えて、そこから逆算して専攻を選ぶというやり方が最も効率の良い方法だと思います。

 

農学部あるある⑮公務員(農業系)が多い

「やりたいことが分からない」が職業選択にまで及ぶと、「安定していればいいや」という発想から公務員に行きつくこともあるでしょう。

もちろん、真剣な志で公務員になる人もいますよ。

でも、全員がそうではありません。

 

幸い、公務員の中には「農業職」という農学部生にぴったりの職種がありますから、学んだ知識を活かして、そこに就くことができるわけです。

もちろん、公務員試験の勉強は必須ですよ。

僕はそこで挫折して公務員を諦めたともいえるのですが、結果企業の就活はめちゃ楽しかったですし、「お金持ちになりたい」という欲に素直になれたので、今では選ばなくて良かったと思っています。

 

最後に

農学部あるある、いかがだったでしょうか。

真面目でプライドの高い農学部生にはイラっと来る内容もあったかもしれませんが、すみません、あくまで個人の考えですから。

他にもあるよ、という人はぜひ自分でも記事を書いてみてください。

 

これを読んだ高校生の中には、「農学部に行きたくなった!」という人もいれば、「やっぱほかのところにしよ・・・」となった人もいるかもしれません。

僕はできれば農学部をおすすめしたいですが、人生好きに生きればいいとも思っているので、どうぞよく考えて、後悔のない進路選択をしてください。

ではまた。

-大学生活, 農学

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威吹 電男(いぶき でんお)

1995年生まれ。大学で農学(畜産学)を専攻し、修士卒で食品業界に就職。
サラリーマンをしつつ副業として情報発信を行っています。

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